あなたは、自分の性格をすぐに説明できますか?
人には様々な性格傾向があります。
自分の性格傾向を理解する事で、自分に合ったストレス対処法を取ることができます。
逆に、自分の性格傾向が上手く把握出来ていないと、自分に合わないストレス対処法を行ってしまい、逆にストレスが溜まってしまうことにも繋がりかねません。
今回は、自分の性格を探ってみることで、自分に合ったストレス対処法がどのようなものなのか考えてみましょう。
内向性と外向性とは
そもそも、「内向性」「外向性」とは、心理学者のユングが提唱した概念です。
物事の捉え方や興味などの方向が自分の内か外、どちらに向いているのかという意味合いになります。
この方向性に対して、良い・悪いはありません。個々人の違いとして捉えましょう。
内向性・外向性チェックリストと診断結果
チェックリスト
あなたが、内向性と外向性のどちらの傾向が強いのか、チェックしてみましょう。
以下の質問に、○か×で答えてください。最後に○の数を合計します。
- 大人数の輪の中よりも一対一の方が話しやすい
- 疲れている時は、友人に会うよりも一人でゆっくり過ごしたい
- 興味のない話題や雑談に付き合うのがとても苦手だ
- リアクションが薄いと言われたことがある
- 楽しかったイベントでも、家に帰ると疲れている
- 勢いで行動するよりも、じっくりと考えてから動き出す
- 重要な予定があると、そのことで頭がいっぱいになる
- 丸一日、一人で過ごす日があったとしても苦ではない
- 突発的な質問をされた時、すぐに答えられずに固まってしまうことがある
- 匂い、味、食べ物、天候、騒音などに敏感なほうだ
- 普段の口数は少ないが、好きなことや興味のある話題なら饒舌になる
- 複数のことを同時にこなすより、一つのことに集中したい
- 興味を持てる相手と、興味を持てない相手がはっきりしている
- 「冷静」「落ち着いている」と人から言われることがある
- その仕事をやる目的がわからないと、やる気が出ない
- 電話が苦手で、できればメールで対応したい
- 社交辞令や思っていないお世辞は言いたくない
- 無意味に考え事をしていることが多い
- 人前でプレゼンをするときは、事前に話す内容をメモしておくことが多い
- 人付き合いは「広く浅く」よりも、「狭く深く」の方が好きだ
- 騒がしい場所や他人が近くにいたりすると、集中できない
- 相手の気持ちを考え過ぎてしまうことがある
- 「最近どう?」など、漠然とした質問が苦手
- 集中して作業している時は、話しかけられたくない
- 新しい環境や初めて行く場所はいつも緊張する
- 話すよりも文章のほうが自分が思っていることを伝えやすい
- 高級車や高級時計など見栄のためより自分が納得したものにお金を使いたい
- 自分の感情や考えを他人に話すのが苦手
- 落ち込んだ時は、誰かに相談するよりも一人で考え込むことが多い
- 他人より細かい部分に気が付きやすい
「内向型人間だから上手くいく」(祥伝社新書)より
診断結果
○の数はいくつだったでしょうか。それをもとにあなたの性格傾向を確認してみましょう。
診断結果をみていきましょう。
20〜30個:内向性な傾向がとても強いタイプ
15〜19個:内向性な傾向が強いタイプ
10〜14個:外向性の傾向が強いタイプ
0〜9個:外向性な傾向がとても強いタイプ
これをもとに、以下ではそれぞれの傾向に合わせた特徴とストレス対処法をみていきます。
内向性タイプの特徴とストレス対処法
内向性タイプの特徴
内向性の傾向が強かった人は、以下のような特徴を持っています。
- 一人でいる時にエネルギーを充電するタイプ
- 一人で緻密な作業をじっくり考えながら出来る
- 内省する力が高い
- 自分の世界観を持っている
- すぐに自己主張せず、対立を避けることが出来る
内向性タイプのストレス対処法
内向性タイプの人は、基本的に自分のペースで何かに没頭することが大きなストレス対処法になります。無理に人に合わせようとしないことがポイントです。以下に例を示します。
- 好きな音楽を聴く
- 小説など、好きな本を読む
- 自分のペースでジョギングをする
- 1人で旅行に出かける
- 静かな場所でのんびり過ごす
- 映画館や美術館など、集団の中にいても1人で鑑賞できる場に足を向ける
外向性の特徴とストレス対処法
外向性タイプの特徴
外向性の傾向が強かった人は、以下のような特徴を持っています。
- 集団や外界からの刺激の中でエネルギーの充電をするタイプ
- 初対面でも会話が進み、集団での作業が進みやすい
- 周囲の人とのネットワーク作りが上手い
- 場を盛り上げるのが上手で、話しやすい環境を作れる
- 意見を言うことに抵抗がない
外向性タイプのストレス対処法
外向性タイプの人は、基本的に誰かと一緒にストレス発散すると良いでしょう。以下に例を示します。
- 人と会ったり、電話などで話をする
- 食事会や飲み会で盛り上がる
- 集団でやるスポーツで汗を流す
- オンラインゲームなど多くの人が参加する場で遊ぶ
- ライブなど皆が一つになって盛り上がる場所に足を向けてみる
両向性の特徴とストレス対処法
両向性とは、内向性と外向性のどちらも同等に持ち合わせている人を指します。
本来、内向性と外向性は相対するものですが、人によっては、その時々の感情や、物事に応じて、方向性が変わる場合もあります。
今回のテストでも、点数が15点前後の方に関しては、その傾向が見られます。
その時の気分に応じて、内向性タイプと外向性タイプの両方のストレス対処法を取り入れましょう。
まとめ
今回は、自分の性格傾向を、内向性・外向性に分けて話しました。
内向性・外向性のタイプの違いで、ストレスへの対処法は異なります。「好きな事、嫌いな事は人によって違う」ということを意識することで、お互いのストレスを減らすことにも繋がります。
どうぞ、自分に合ったストレス対処法を沢山探してみてください。