復職後もリワークでフォローしてくれる?また再発しないか不安なので。

リワーク

リワークに参加している間は、同じ境遇の参加者同士で話ができるので、安心感が生まれます。

ですが、復職すれば、また自分1人で職場と向き合わなければなりません。自分でも気づかない間に、緊張感や不安、焦りが出てくるものです。

そんな中、復職後もリワークでのフォローアップがあればいいのにと感じられる方も大勢います。

今回は、復職後におけるリワークのフォローについて、以下のような点からみていきましょう。

復職後、職場で生じる不安や戸惑いとは?

実際に復職してみると、職場の中での自分の状態が、思い描いていた自分と違っていることが沢山あります。

いくらリワークで問題なく過ごせたからといって、職場でも問題なく過ごせるわけではありません。自分の上手くできない状態に戸惑ってしまい、復職後、たった数カ月で再び休職してしまう人も多くみられます

まずは、復職した際に、多くの人がどのような事で不安を感じたり、戸惑うのか、確認していきましょう。

大して仕事をしていないのに疲れが生じる

復職後、リワークに行っていた時とは比べられない程、疲労感が生じます。これは、復職後に診察へいらっしゃった方が一様に話される内容です。

復職当初は、それ程業務量があるわけではありません。ですが、それ以上に周囲とのコミュニケーションや業務に対する気負いが、自分でも気づかない間に、自分へ緊張を与え続けます

「1日終わっただけで、こんなにヘトヘトになるなんて。このまま続けていけるのだろうか?」、という不安に襲われる方もみられます。

周囲の作業や会議の話が早く、周りに合わせられない

リワークプログラムで色々な体験をしていても、それはあくまでリハビリテ―ションです。実際の職場では、リワークの時とは比べられない程、周囲が慌ただしく動いています。

電話が鳴り続け、周りの人は忙しく手を動かし、会議では多くの議題が早口で進んでいきます。

今までは対応できていた業務でさえ、復職後の自分にとっては処理速度が遅くなっていたりするものです。その上、周りのスピードや騒がしさについていけず、更に不安になる方もみられます。

しばらく職場から離れていれば、慣れていたことも感が鈍ってしまうのは当然です。出来なくなっている自分に落ち込むのではなく、慣れるまでは無理してはいけないことを、改めて認識してください。

仕事を少なめにしてもらっているが、やることがなく居心地が悪い

復職後、始めのうちは、業務量を減らしてもらう場合がほとんどです。

業務がなければ手持無沙汰になってしまい、周囲からサポっているように見られているのではないかと考えるようになり、居心地が悪くなってしまいます。

そんな時は、上司に相談して、もう少し業務量を増やしてもらうのも良いでしょう。

上司も、あなたの状態に応じた業務量が、どの位なら適切なのか、良く分かってはいません。

あなたが実際に感想を伝えることで、適切なリハビリの業務量になります。復職後は、上司と細かく連携を取ることを忘れないようにしてください

仕事を少し多めに引き受けたら、手一杯に

復職後、1ヶ月も経てば、徐々に業務量が増えていきます。

周囲もあなたに仕事を渡したいと考えていますから、複数人から同時に仕事を渡され、結果的に抱えきれない量になって困ってしまう事も起こります。

複数人との対応で疲弊しないためには、復職後しばらくの間は、上司だけから仕事を渡してもらうようにしましょう。

また、上司から渡された業務量が手一杯になった場合は、上司にその事を隠さず話すように心がけましょう。伝えなければ、あなたには余裕があると上司は捉えられてしまうので、更に仕事を増やされることに繋がりかねません。

仕事の後で飲み会に誘われるが断りづらい

復職後のあなたと親睦を深めたいとの理由で、業務後に飲み会へ誘う人も出てきます。

ですが、飲み会へはしばらくの間は出席しない方が無難です

服薬されている場合は、薬とアルコールの飲み合わせは良くないですし、一度飲み会に参加してしまうと、それ以降も誘いが増えてきて、断りづらくなってしまいます。

飲んだ時は楽しいかもしれませんが、翌日に体調を崩して職場を欠席・遅刻しようものなら、周囲からの信用を失いかねません。

断る時は、相手に「誘ってもらって嬉しいのですが、」と前置きを伝えた上で、「主治医から飲み会には参加しないよう止められている」など、当たり障りのない理由を伝えて、生活リズムを崩さないよう心がけましょう。

復職後も、フォローアッププログラムを実施しているリワーク施設がある

復職後は不安や緊張から状態を崩しやすく、特に復職後6ヵ月間は再発率が非常に高い時期です

リワーク施設では、その短期間での再休職を防ぐために、復職者向けのフォローアッププログラムを実施している施設があります。

復職したばかりのリワーク卒業者が集まり、職場で感じたことを振り返って、互いに発表するようなプログラムが行われています。土曜日に3時間程度の時間で行われている場合が多いです。

参加を検討される方は、希望しているリワーク施設にフォローアッププログラムがあるか確認してみましょう。

仮に、フォローアッププログラムがない場合でも、復職者を個別でサポートしてくれる場合がありますので、その事も確認してみると良いでしょう。

集団フォローアッププログラムのメリットとデメリット

メリット

  • 参加者通しで悩みを共有できる
  • リワークスタッフへ復職後も引続き相談できる

メリットは、何と言っても不安感が和らぐことが挙げられます。

デメリット

  • 職場を知られる危険があるため、具体的な話ができない
  • 復職した他の参加者からプライベートな付き合いをしつこく求められる

フォローアップにもデメリットがあります。復職後は特に自分の職場を知られるわけにはいかないので、集団プログラムだと、話せる内容にも限度があります。

また、復職した他の参加者から、プライベートな関係を持ちかけられることがあります。同じ場所に通う仲間と思って、つい気を許しがちになりますが、決して関係を作ってはいけません。

元々、リワークに来る方は、断ることが苦手だという方も大勢いらっしゃいます。電話番号やLINEのIDを交換してしまい、その後、交換相手とトラブルに繋がる事がよくありますので、十分ご注意ください。

個別対応のフォローアップのメリットとデメリット

メリット

  • 他の参加者がいないので、自分の話したい内容を包み隠さず話すことが出来る
  • 具体的な話が出来るので、具体的な対応策がスタッフからもらえる

個別でのフォローアップの場合、自分の話を具体的にすることが出来るので、問題の解決に繋がりやすいです。守秘義務のあるスタッフ相手なので、話しにくい話でも、気にする必要ありません。

デメリット

  • カウンセリングのような扱いになるため、費用負担が高額になる場合がある
  • 他参加者との悩みの共有は出来ない

個別で時間を取ることになるので、カウンセリング扱いになる場合が多いでしょう。その分、費用の負担は大きく、自費扱いになる場合もあります。また、個別対応の場合、当然ながら他の参加者はいませんので、悩みの共有は図れません。

復職後も定期的な診察は必須

「仕事が忙しいし、薬を飲まなくても調子が良いみたいだから」という自己判断で、診察を遠ざかる人が良くみられます。結果、その人たちの多くが再発している現状を、私も目の当たりにしてきました。

復職後しばらくは、再発リスクが特に高まっている時期ですので、診察は必ず受けるようにしましょう

復職後、しばらくは通院間隔を短めに設定してもらうこと

主治医から、「復職後も今まで通りに、2週間に1度のペースで診察にくるように」と言われたとします。

ですが、復職後の週間というのは、実に長い毎日です。次の診察までにとても沢山のストレスが溜まります。

場合によっては、その期間の間で体調が急激に悪化する出来事が生じるかもしれません。

もし、あなたが望むようであれば、復職した最初のうちは、通常2週間おきだった診察を1週間おきにしてもらうと良いでしょう。

同様に、3週間おきだった人は2週間おきにするなど、診察の間隔を狭めることをお勧めします。

通院した際は、顔見知りのスタッフへも一言挨拶する習慣を

診察に行った際は、その時に会った受付スタッフや、その他顔見知りのスタッフへも、迷惑にならない程度に軽く挨拶をしましょう。

スタッフも、リワーク参加時のあなたの様子を覚えており、その時と比べてどう変化しているのか、様子を気に掛けてくれます。

自分で気づかない変化も、何かあればスタッフが指摘してくれます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、職場復帰後のリワーク施設のフォローアップに関する内容をみてきました。

復職後しばらくの間は再発率が高い時期ですので、一人で頑張ろうとせず、施設のフォローを受けられることをお勧めします。

他参加者との集団プログラムによるフォロー、個別のフォロー、それぞれに善し悪しが有りますので、自分に合ったやり方を検討されてください。

※本記事は一般的な情報の提供を目的としており、医師の診断や治療に代わるものではありません。症状については必ず専門医にご相談ください。

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